【2026.10.08】上海情報、連日大盛況!!上海再進出のミスタードーナッツ!連日1時間半待ちの行列
ミスタードーナツ、7年ぶりに中国本土市場へ復帰!上海1号店がオープン
9月28日、日本最大のドーナツチェーン「ミスタードーナツ(Mister Donut)」が、7年ぶりに中国本土市場へ復帰した。
同日、上海1号店が正式にオープン。新店舗はテイクアウトを中心とした営業形態を採用しており、販売開始から30分も経たないうちに長蛇の列ができ、ピーク時には約1時間待ちとなった。
飲食業界メディア「職業餐飲網」の取材によると、今回の中国市場への再進出にあたり、同ブランドはポン・デ・リング、チョコレートドーナツ、オールドファッションなどの定番商品を維持するとともに、チョコレートクリーム生ドーナツ、シュガーグレーズ生ドーナツ、いちごカスタード生ドーナツ、バナナカスタード生ドーナツといった上海限定商品も新たに投入した。
商品は毎日店舗で製造され、価格は1個13元からとなっている。
提携企業の計画では、2026年末までにさらに1店舗を出店し、2029年には中国国内で30店舗体制を実現する予定だ。
しかし、以前とは市場環境が大きく異なる。
近年、中国国内では「ドーナツブーム」が巻き起こり、「松松噗噗」「Nunu Donut」「Bebe Donut」などの新興ブランドが急成長している。一部店舗では頻繁に行列が発生するほどの人気を集めている。
こうした競争環境の中、ミスタードーナツは市場シェアを獲得できるのだろうか。また、一度は人気が衰えたドーナツ市場が再び活性化した背景には、どのようなビジネスチャンスが隠されているのだろうか。
1. 7年ぶりの復活!上海1号店が開業直後から大盛況
「代わりに買ってきてもらえませんか?」
「ずっと待っていたドーナツが帰ってきた!絶対に行きたい!」
午前10時、上海の大型商業施設「上海環球港(グローバルハーバー)」が開店すると、ミスタードーナツの店舗前には次々と人が集まり始めた。
正式な販売開始から30分も経たないうちに長蛇の列ができた。
SNS上では「列がOleスーパーの端まで伸びている。少なくとも30分から1時間は待ちそう」といった投稿も見られた。
開業初日から大きな話題となった新店舗には、どのような特徴があるのだろうか。
① 巨大なドーナツの壁が撮影スポットに
上海1号店は、上海環球港の地下2階(B2階)に位置し、テイクアウト専門の営業形態を採用している。
店舗の外でまず目を引くのは、壁一面に設置された巨大なドーナツのディスプレーだ。
格子状の壁には、チョコレートポン・デ・リング、ストロベリーポン・デ・リング、ハニーチョコレートなどを模した大型模型が整然と並び、写真映えする空間となっている。
店内右側には赤を基調とした専用の撮影コーナーが設けられている。
鮮やかな赤い壁には巨大なドーナツの装飾が飾られ、光る「Mister Donut」のロゴと組み合わされている。
床にもドーナツのオブジェが積み重ねられ、壁には「TAKE A PHOTO!」と書かれており、購入後に写真を撮る客も多い。
一方、左側には注文・販売エリアが設けられ、横長の透明なショーケースにはさまざまなドーナツが並んでいる。
また、毎日作りたてであることをアピールするため、カウンターには「商品製造日」を明示した表示板も設置されている。
② 全25種類の商品を展開
商品は大きく以下の4シリーズに分かれている。
ポン・デ・リングシリーズ
チョコレートドーナツシリーズ
イーストドーナツシリーズ
オールドファッションシリーズ
合計25種類を販売し、もちもち、サクサク、ふんわりといった多様な食感を楽しめる。
定番のポン・デ・リングや、長年親しまれてきたオールドファッションに加え、ストロベリードーナツ、クリームドーナツ、カスタードクリームドーナツなど、海外でも人気のある商品を取りそろえている。
これらはかつて中国の消費者に親しまれた商品であり、昔からのファンを呼び戻す要因となっている。
さらに今回、中国市場向けの商品開発にも力を入れ、次の上海限定商品を追加した。
チョコレートクリーム生ドーナツ
シュガーグレーズ生ドーナツ
いちごカスタード生ドーナツ
バナナカスタード生ドーナツ
現在、すべてのドーナツは店舗で製造され、当日中に販売されている。
また、コーヒーも販売し、ドーナツとドリンクを組み合わせた商品展開を行っている。
③ 価格は1個13〜16元
価格帯は全体的に13〜16元で、競合ブランドと比較するとやや高めに設定されている。
開業期間中は特別キャンペーンも実施している。
好きなドーナツ10個:125元
好きなドーナツ6個:75元
ドーナツ3個購入+3元追加でコーヒー1杯と交換可能
ただし、この価格設定については消費者から不満の声も上がっている。
SNSでは「価格が以前の2倍になった」「高すぎる」といったコメントも見られる。
2. 再び人気を集めるドーナツ市場、その背景にある新たなビジネスチャンス
中国のドーナツ市場は、かつて何度も「成長が難しい市場」と見なされてきた。
2019年、ミスタードーナツは上海にあった10店舗を閉鎖し、中国本土市場から撤退した。
2022年には、ダンキンドーナツも中国国内の全店舗を閉鎖し、中国事業を終了した。
同じ時期、中国国内ブランドの「百滋百特」や「陳先生多拿滋」も相次いで閉店した。
しかし数年後、状況は一変した。
「Nunu Donut」や「松松噗噗」などの新興ブランドが次々と登場し、老舗ベーカリーチェーンの85°Cまでもが生ドーナツ専門店を展開するようになった。
そして今回、長年中国市場から撤退していたミスタードーナツも再進出を決断した。
① 懐かしさが生み出す集客効果
「ずっと待っていました」
「何年も前に食べた味が忘れられません」
ミスタードーナツは2001年に上海市場へ進出し、その後、店舗数を10店舗まで拡大した。
ポン・デ・リングやオールドファッションなどの定番商品は、上海の消費者にとってドーナツの原体験ともいえる存在となった。
ミスタードーナツというブランド自体が、ドーナツの代名詞として認識されるほどだった。
2019年に撤退した際には、多くのファンがSNS上で惜しむ声を上げた。
こうしたブランドへの思い入れが、今回の復活を後押ししている。
SNSでは「ミスタードーナツ復活」に関する話題が急速に広がり、過去に食べた思い出を投稿する人も多い。
「オールドファッションを一生応援する」「フレンチクルーラーの味が忘れられない」といった熱烈なコメントも見られる。
さらに上海限定の生ドーナツが新たな魅力となり、若い消費者の来店も促している。
こうした要因が重なり、上海1号店は開業初日から大盛況となった。
② 商品開発によってドーナツ市場が再び活性化
近年、中国では見た目の美しさと新しい味を武器に、ドーナツが再び人気を集めている。
従来のドーナツは油分や糖分が多く、形状も比較的単調だった。
しかし、新世代のドーナツブランドは甘さを調整し、フルーツなどをトッピングすることで、見た目にも華やかな商品を生み出している。
写真映えするため、SNSで拡散されやすいことも特徴だ。
商品開発も大きく進化している。
例えば「Bebe Donut」では、定番のシナモンシュガーや自家製キャラメルに加え、次のような独創的な商品を販売している。
イタリア産ピスタチオヨーグルト
黒トリュフと卵、イタリアンサラミ
深海マグロとコーン
「Nunu Donut」も黒トリュフ、ベーコン、マッシュポテトを使った塩味のドーナツを販売している。
ほかにも、ヨーグルトや牛肉を取り入れた商品など、従来の甘いドーナツとは異なる商品が増えている。
こうした商品開発が市場の成長を支えている。
③ 中国の新興ブランドが急成長
2024年に設立された「Bebe Donut」は、深圳、杭州、寧波、厦門などに約10店舗を展開している。
杭州の大型商業施設「万象城」にある店舗では、平日でも30分ほどの行列ができる。
「松松噗噗」はすでに80店舗以上を展開している。
「Nunu Donut」も人気が高く、上海の静安ケリーセンターや港匯恒隆広場など、主要商業エリアに進出している。
SNS上では購入代行サービスまで登場している。
このように、中国のドーナツ市場は以前とは異なる競争環境になっている。
ミスタードーナツは知名度という強みを持つものの、価格が比較的高いため、今後どれほど市場シェアを獲得できるかは未知数だ。
3. ドーナツ専門店の増加が示すベーカリー業界の変化
「Bebe Donut」「松松噗噗」「Nunu Donut」といった中国の新興ブランドの成長、そしてミスタードーナツの復活は、ドーナツ市場が再び活性化していることを示している。
その背景には、ベーカリー業界全体の大きな変化がある。
それは、従来はベーカリーの一商品だったものが、単独で専門店として成立するようになっているということだ。
かつてドーナツ、エッグタルト、ベーグルなどは、パンやケーキと並んで販売される商品の一つにすぎなかった。
店舗の商品ラインアップを充実させる役割が中心だった。
しかし現在は、これらの商品が独立した専門店として展開されるようになっている。
例えば、85°Cは生ドーナツを独立ブランド「85℃ DONUt」として展開している。
Bebe Donut、松松噗噗、Nunu Donutも、ドーナツ専門店として市場に参入した。
ベーグルやエッグタルトなどでも、同様の動きが起きている。
一つの商品カテゴリーに特化した専門店の展開は、ベーカリー業界における新たな店舗モデルの重要なトレンドになりつつある。
まとめ
中国では一度衰退したドーナツ市場が、新たな商品開発やSNSを活用したマーケティングによって再び活気を取り戻している。
ミスタードーナツは、かつてのブランド力と懐かしさを武器に中国市場へ再進出した。
一方、中国国内では新興ブランドがすでに成長しており、競争は以前より激しくなっている。
今後、ミスタードーナツが中国市場で再び成功できるかどうかは、商品力、価格設定、ブランド戦略などに左右されるだろう。
あなたはミスタードーナツの中国市場での再挑戦をどう評価しますか? ぜひコメント欄でご意見をお聞かせください。

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